福島県立小名浜海星高等学校
学校生活
第3次航海実習 近況報告(3)
<R3-122>
3月11日現在、操業を終え日本へ帰港中、船内の様子です。
漁具や機器を整備中
大盛りスパゲティーでエネルギー補給中
第3次航海実習 近況報告(2)
<R3-121>
福島丸から連絡が来ました。
皆、元気です。しっかり仕事をして、勉強して、たまにふざけて楽しんでいる様子です。
3年生の皆さん、専攻科生の皆さん卒業・修了おめでとう!!
商業科 イノベーションコースト構想を担う人材育成事業(その2)
<R3-120>
「常磐共同火力株式会社勿来発電所の方々による講演会」
2021年12月17日(金)に、本校舎視聴覚室において、商業科1・2年生を対象に、
常磐共同火力株式会社勿来発電所の講師の方々3名をお迎えして、講演会を実施しました。
発電所の概要や石炭火力の今後、地球温暖化の対策としてのカーボンニュートラルへの取り組み方、
石炭ガス化複合発電設備の仕組みや今後の展望などを、資料をもとにご説明いただきました。
自分たちで日頃から当たり前のように使用しているエネルギーについて学ぶことにより、
現在、商業科で行っている小名浜商店街の調査・研究に、エコやSDGs、環境問題を意識して取り入れていく
など、今後の活動の方向性を見つけることができた講演会となりました。
商業科 イノベーションコースト構想を担う人材育成事業(その1)
<R3-119>
「東日本大震災・原子力災害伝承館」
商業科では、福島イノベーションコースト構想を担う人材育成事業として、2021年12月13日(月)に、東日本大震災・原子力災害伝承館を訪れました。
伝承館では、施設の展示品を見学し、フィールドワークにより復興の現状を知りました。さらに、語り部講話を聞き、ワークショップを通して多くのことを学びました。
ここから、フィールドワークについて紹介します。
フィールドワークでは、バスで移動しながら、浪江町と双葉町の現状を見て回りました。震災の影響や当時の避難場所、復興の途中を知りました。
双葉町消防署第二分署。シャッターはめくり上がり、時計の針は東日本大震災発生時刻を指したままです。
街中にある壁や建物にさまざまなアートが描かれていました。
『BACK TO THE FUTABA』
『だるまさんがすすんだッ』
バスの中から、建物の写真を撮りました。
これらは、FUTABA アートディレクトリクトという、復興をめざす「双葉町をアートで再生させたい!」とアートで飾るプロジェクトで、アートによって町に活気を取り戻そうとしています。
震災の爪痕や復興してきた現状を見て学ぶことで、復興のためにビジネス分野やアートの分野等多くの人が関わっていることに気付かされました。
1・2年生で合同のグループワークを通して、テーマに対する意見がたくさん出ました。フィールドワークから、ハザードマップについてを深く学び、今私たちができることや、今やらないといけないことなどを各グループで話し合いました。最後に、災害に対する個人個人の心構えを「宣言書」として表しました。
今日の学びから、町の活性化につながるヒントを学び、さらに、災害に対しての備えも改めて確認しました。小名浜も震災を経験しています。経験しているからこそ、私たちができることは何なのかを考え行動していきたいです。そして、来年度からは、小名浜の町を活性化する取り組みを、商業科ならではの視点で実践していきたいと思います。
商業科 資格取得表彰伝達式
<R3-118>
2022年2月28日(月)に、本校舎体育館にて、表彰伝達式が行われました。
商業科では、全国商業高等学校主催3種目以上1級合格者2名、日本情報処理検定検定協会主催3種目1級合格者17名が、それぞれ受賞し、表彰されました。
<全国商業高等学校協会主催3種目1級合格者>
ビジネス文書実務検定試験1級 簿記実務検定試験1級
珠算・電卓実務検定試験1級 珠算・電卓実務検定試験1級
商業経済検定試験1級 商業経済検定試験1級
<日本情報処理検定協会主催3種目1級合格者>
(情報処理技能検定表計算、文書デザイン検定、プレゼンテーション作成検定)
生徒たちの日々の努力が結果として表れ、本人も非常に自信になったと思います。頑張って得た貴重な経験を、卒業後にも生かしてほしいです。おめでとうございます。
海洋科 イノベーションコースト構想(陸上養殖)
<R3-117>
2月19日(土)に新たにニジマスを入荷しました。
2月21日(月)に早速、仕分け作業をしました。
1匹平均230gでした。
プールとRASでの成長具合を比較するために
半分はプールに放し、残りはRASで飼育していきます。
生徒の活動の様子です。
一匹ずつ捕まえ体重を測定、160g~393gとかなり個体差がありました。
体重を量ったらすぐに移動水槽に運びます。
数十匹のニジマスを放しました。下の方にニジマスの黒い影があります。
今後、5月くらいまで飼育しプールとRASの比較をしていきたいです。
海洋工学科1年 アーク溶接技能講習
<R3-116>
海洋工学科1年生は1月17日(月)、2月15日(火)、16(水)の3日間、アーク溶接技能講習を受講しました。アーク溶接技能講習では、学科講習や実技講習を行います。アーク溶接の危険さなどを認識し、実技講習に取り組んでいました。
1日目の実技講習では、まずは説明を受けてから実際にアーク溶接を担当教員と共に実技を行いました。初めてのアーク溶接であり、少し怖がっている様子も見受けられました。
説明を受けている様子
1日目実技講習の様子
2日目の実技講習では、1人で実技を行いました。初めはアークがつかず、多くの生徒が戸惑っていましたが、回数を重ねるごとに少しずつ上達していました。生徒自身も上達していることに気づき、1日目よりも積極的に取り組んでいました。
2つ目実技講習の様子
3日目には、学科試験があり全員合格することができました。合格が知らされたとき、生徒は大喜びでした。
全員合格しました
※写真撮影のためマスクを外しています。
今後もガス溶接技能講習など多くの資格試験があります。1つでも多くの資格が取れるよう努力してほしいと思います。
第3次航海実習 近況報告
<R3-115>
令和4年2月4日(金)に出港した福島丸は順調に航海実習をしています。
2月13日から操業も開始されました。
乗っている専攻科生の元気な姿をお届けします。
機関当直中 毎日しっかりメンテナンスをしています。
避難訓練終了 乗船したら必ずやります。このような事態にならないよう心がけています。
六分儀で太陽高度を測定 船の位置を計算します。
水産クラブ<食品調理チーム>‘商品開発プロジェクト第2弾’商品お披露目
<R3-114>
令和4年2月15日(火)
株式会社マルト商事様との「商品開発プロジェクト第2弾」の商品お披露目会が行われました。それぞれの商品のこだわり点や工夫したところなどを紹介しました。
新商品は以下の3点です。
『あんこう鍋風春巻き』冬におなじみの「あんこう」。手軽にあんこう鍋の味を楽しめるように春巻きの中に閉じ込めました。
『いわき産しいたけボール』子供にも食べやすいふんわり感があり、さらに、しいたけの弾力がよいアクセントになっています。
『福島産さつまいもと茨城産れんこんのかき揚げ』さつまいもの甘みとれんこんのシャキシャキ感が合わさり、満足のいく一品となりました。
そして「お弁当・お惣菜大賞2022」で優秀賞を受賞した『常磐もの かつおのカツ重』も一緒に販売します。
2月19日(土)より、マルト各店舗での販売となります。ぜひ、ご賞味ください。
「高校生発!いわきテイクアウトメニュー開発」に採用されました
<R3-113>
いわき農林事務所主催の「第2回高校生発!いわきテイクアウトメニュー開発」に、食品システム科3年生の課題研究で3名のグループが開発し応募したメニューが採用されました!
ダイニングキッチン月海~Ruu~様との共同開発より『フラパオライス~ALLいわき~』が誕生し、商品として販売されることになりました。
米、野菜、温泉卵等、すべて地元の食材を使用したALLいわき産の商品です。トマトはフラガールという品種を使用しており、卵は湯本の温泉を利用した温泉卵と、こだわりがたくさん詰まっています。
Ruuの今野シェフから、彩や食材、ネーミングのアドバイスをいただいて考え、打ち合わせや試食を繰り返して完成させることができました。応募時は、辛味の利いたガパオライスでしたが、改良を繰り返し、まろやかさのあるとても美味しい商品となりました。
2月5日(土)には、いわき合同庁舎で行われたお披露目会に参加しました。商品への思いやこだわりを発表し、賞状や賞品の目録、副賞等を受け取りました。
高校生活の最後に貴重な体験ができ、よい思い出ができたことに感謝しています。
コロナ禍で大変な毎日ですが、たくさんの方々にフラパオライス~ALLいわき~を食べていただき、笑顔になってほしいと思います。
海洋工学科 課題研究(3Dプリンタ)
<R3-112>
1月31日(金)の課題研究では、3Dプリンタを使用しました。今回は、サンプルデータを用いての作成です。
3Dプリンタの手順としてはまず、データを3Dプリンタに読み込ませます。
サンプルデータの読み込み
データの読み込みができたら、プリントを開始します。
プリント開始の様子
一層一層作り上げられていく様子を生徒は真剣な表情で見つめていました。後は、完成を待つのみです。
完成品
今回のサンプルデータでは、90分程度できれいにプリントすることができました。完成度の高さに生徒は、驚いていました。今後はサンプルデータだけではなく、CADで設計し、製作まで取り組んでいきたいと思います。
情報通信科1年生 実習の様子を紹介します
<R3-111>
令和4年2月1日(火)
本日の水産海洋基礎でテスタ製作をスタートしました。
この実習では、基本的な実習機器や回路素子(抵抗やダイオードなど)の取扱い、はんだ付けなどを行い、
完成したテスタを使用して回路計測の実習を行います。
今後の情報通信科での実習の基礎となる内容なので、情報通信科1年生が毎年必ず行っています。
本日ははんだ付けの練習を行いました。
完成見本(昨年度生徒が製作したもの)
まずは先生の手元カメラで作業手順を確認します
作業の様子
単純な作業ですが、はんだ小手の使い方、部品の取り付け方など、
丁寧に行わないと完成品の精度に差が出ます。
生徒は真剣に作業していました。
次回以降、実際にテスタを製作していきます。
「リンゴジャム」の缶詰を作りました
<R3-110>
食品システム科2年生の1月27日の総合実習では、「リンゴジャムの缶詰」を作りました。
まず始めに皮むき器で皮をむきます。リンゴの形が様々なので、うまくむけずに残った部分は手作業で行います。
芯を取り除きます。
機械を使って細かく裁断します。
大きな釜で煮込みます。途中で砂糖やペクチンを入れて、さらに煮込みます。
出来上がったジャムを、重さをきちんと量って缶に詰めます。
巻締め機で缶に蓋をします。
加熱殺菌をしてラベルを貼り、リンゴジャム缶詰の完成です。
パンやヨーグルトにはもちろん、隠し味としてカレーに入れてもおいしいですよ!
海洋工学科 課題研究(レーザー彫刻機)
<R3-109>
3年生の課題研究で「レーザー彫刻機」を使用し作品を製作しました。最初は思い描いた作品ができず苦戦していましたが、光彩や彫刻する位置や角度について話し合いを重ね完成させることができました。生徒も興味を示しながら取り組んでいました。
彫刻する位置を微調整している様子
彫刻している様子
完成品
完成した時には、喜びが溢れていました。今後も様々なことに、興味を示しながら取り組んでほしいと思います。
海洋科 イノベーションコースト構想(陸上養殖)
<R3-108>
令和4年1月17日(月)
ニジマスの体長測定、水質検査を実施しました。
もらってきたときは15cm、50gだったのが、
約2ヶ月で20cm以上、170g以上まで成長しました。
残念ながら1匹50gと成長していない個体がありましたが他は順調です。
水質も、全く問題はありませんでした。
今後1ヶ月に1回はニジマスの体長測定と水質検査を実施していきます。
「お弁当・お惣菜大賞2022」授賞式に参加しました。
<R3-107>
1月12日にマルトSC平尼子店で行われた「お弁当・お惣菜大賞2022」の授賞報告会に、水産クラブ調理チームのメンバーが参加しました。
6月からマルトの皆様と共同開発してきたお惣菜の中で「カツオのカツ重」が優秀賞という素晴らしい賞をいただくことができ、大変嬉しく思います。
また、受賞した「こだわりの自家製ツナマヨ」おにぎりのツナは、実習船福島丸で生徒が漁獲したマグロを使用しています。
今後も魚を美味しく食べられるレシピの開発を通して、多くの方々に常磐ものの魚を好きになってもらえればと思います。
玉掛け技能講習(資格試験)
<R3-106>
1月5日(水)から1月7日(金)の3日間、玉掛け技能講習を受講しました。冬季休業中の受講でしたが、資格取得に向けて一生懸命取り組んでいました。
実技では、安全確認を徹底して、3日間事故なく講習を終えることができました。
学科講習の様子
実技講習の様子
チーム「じゃんがら」 東京2020復興モニュメントお披露目式
<R3-105>
令和3年12月18日(土)Jヴィレッジにて、「東京2020復興モニュメントお披露目式」が開催され、地元の歓迎アクトとして、チーム「じゃんがら」の「じゃんがら念仏踊り」を披露させていただきました。
久しぶりの本番で生徒も喜んでおり、寒い外での披露でしたがやる気に満ちていました。演舞の際は、「復興」「感謝」の気持ちを演舞に込めて一生懸命披露しました。
会場には東京オリンピックで活躍されたウルフ・アロン選手の姿もあり生徒はいつも以上に緊張していました。
一番左の席で演舞を見ているウルフ・アロン選手
一生懸命披露しました。
食品システム科&水産クラブ<食品調理チーム>‘クロカジキの魚醤を製造しました’
<R3-104>
9月末に仕込みを行い、日々かき混ぜて熟成を続けてきた魚醤が12月初めに完成しました。仕込みから完成までの製造工程をまとめてみました。
仕込み(9月25日~26日)
①クロカジキ2800グラムを2㎝角程の大きさに切ります。
②沸騰した水に入れて30分間煮た後に塩を投入し溶かします。
③60℃に冷却し酵素を添加して、発酵タンクで魚肉が溶けるまで一晩加温します。
④40℃に冷却し、醤油麹、酵母、乳酸菌を添加・撹拌します。
⑤保存瓶に入れ、恒温器(30℃)で熟成します。美味しくできあがるよう、愛情を込めて毎日撹拌します。日ごとに発酵が進み熟成し、香ばしい味噌のような香りがするようになってきました。
仕上げ~火入れ・ろ過~(12月2日~7日)
①シノワで漉して残っている魚肉や麹等を取り除きます。
②湯煎で加熱殺菌と塩分調整を行います。
③ろ紙を使用して、ろ過を行います。
うま味が濃く、美味しい魚醤が出来上がりました。
試食(12月9日)
できたての魚醤を「卵かけごはん」と「卵焼き」に使用して味わいました。
昨年度から3回目の魚醤作りとなりましたが、魚の種類や仕込み方等によって味に違いがあり、奥深さを感じています。次回は年明けに4回目の仕込みを始める予定です。
海洋科 イノベーションコースト構想(陸上養殖)
<R3-103>
ニジマスの養殖を開始ししました。
11月30日(火)に林養魚場からニジマスをいただき、RASシステムで養殖を開始しました。
残念ながら生徒はこの日はテスト中のため、魚を見たり、世話をすることができませんでした。
12月14日(月)修学旅行あけ初めて対面をしました。
RASシステムの説明
水槽の清掃
給餌
RASシステム(Recirculating Aquaculture System)循環式ろ過養殖システム
水を循環させきれいにして魚を養殖し、水温、酸素濃度、水の汚れ等を自動的に検知し処理をするスマート養殖が可能になりました。世話は給餌と軽い清掃のみ。
現在200gの魚体を5月頃までに400~500gまで養殖していくつもりです。
生徒もエサの食いつきに驚きでした。