令和4年5月10日(火)の情報通信科3年生の実習の様子をお届けします。
情報通信科3年生の実習では、現在「ダイオードの静特性」「トランジスタの静特性」「FMワイヤレスマイク製作」の3班に分かれてローテーションしています。
今回はダイオードの静特性の測定の様子を紹介します。
直流電源、電流計、電圧計、ダイヤル抵抗器などを接続し、ダイオードに電圧を加えます。

ダイオードに加える電圧を少しずつ変化させたときの電流の値を読み取り、記録します。

この測定を行うことで、各種ダイオードの特性を知ることができます。
アナログの電流計の指針を読み取るのは大変ですが、各自間違えないように真剣に取り組んでいました。
海洋工学科3年生の研究紹介をしていきます。今回は、3Dプリンタについて紹介します。
3Dプリンタとは、アプリケーションソフトCADで設計したモデルを造形するものです。海洋工学科3年生の授業では、現在CADを利用して設計の練習をしている最中です。

設計をしている様子
設計方法について指導を受けながら取り組んでいます。また、わからない部分は教科書を手に取り、熟読している様子も見受けられました。
実際に印刷したものを紹介します。

完成品
上が小名浜海星高等学校の校章、下が舵輪になります。印刷にはおよそ2時間前後かかります。今後は生徒が設計したものを作品として印刷する予定です。どのような作品が出来上がるか、完成まで楽しみです。
第一次航海乗船中の生徒の様子をお知らせします。


船体整備の時にこぼしてしまったペンキをきれいにしています。


イマーションスーツ、防火服の着方です。両方、使うことがないように気をつけます。
さて、私は誰でしょう?

出航前、野菜をきれいに包み直します。2ヶ月間の貴重な食料です。
5/10に出港しました。船酔いで苦しんでいる生徒もいますが、
概ね元気であるとのことです。
指導教官も気を配って実習をしていますのでご安心ください。
福島丸乗船中の生徒の様子です。











停泊中、当直、船洗い、避難訓練と初めてのことだらけですが、生徒の皆さんも積極的に参加をしています。
2週間の停泊実習を終えいよいよ出港です。船酔いに負けないで頑張って欲しいです。
5月12日から13日にかけて、魚醤油の仕込みを行いました。
「魚醤油」は、魚のあらなどを発酵させて作る醤油です。
今回は、遠洋航海実習で漁獲したクロカワカジキの身を約8kg使用しました。
まずはカジキを2cm角程に小さく切ります。

85~100℃に加熱した湯に入れて、30分間加熱し、食塩を加えて溶かします。

次に60℃に冷まし、酵素剤を入れてよく混ぜます。

この後、恒温機に入れて60℃に保温し、次の日まで置きます。
翌日は、酵素剤の作用によってカジキの身の分解が進んでいました。
さらに40℃まで冷まして、麹、乳酸菌、酵母を入れてよく混ぜます。


ここまでが仕込み作業です。この後、恒温機に入れて30℃に保温し、毎日攪拌し、2カ月間熟成させます。
初めて魚醤油製造を経験した1年生は、興味津々で積極的に活動していました。
美味しい魚醤油が出来上がりますように!
5月12日は、食品システム科の2年生がサバ水煮缶詰の製造実習を行いました。
1回目、2回目と少しずつ量を増やし、今回は224㎏のサバを使用しました。

まず、サバの調理では、手作業で頭と内臓、ひれを除き、機械を使用して缶の高さになるように切ります。

切ったサバの身を塩水に漬けた後、缶に詰めます。正確に重さを量り、開缶したときにきれいに見えるようにします。


次に蒸煮し、出てきた水分を除き、熱々の食塩水を注ぎ入れます。

真空巻締機で缶に蓋をして、缶表面の汚れを洗い流します。


缶詰をきちんと並べ、高温高圧殺菌をします。

最後に、ラベルを貼り、缶マーク、賞味期限等を缶の底にスタンプして完成です。

生徒の反省より
「サバを切るのも慣れてきたので、スピードが早くなってきました。背びれなども忘れずに切ることができました。」
「巻締機を初めて使ってみて少し怖いと思ったけど、ちょっと楽しかったです。清掃はいつもより頑張れましたが、もう少し周囲を気にして自分から仕事を見つけられたらと思いました。」
2年生で行われるこの製造実習は、食品システム科のメインとなる実習です。食品製造に関わる基本的な知識や技術だけではなく、社会に出て働くために必要な様々な力を身に付けることができる場です。また、身近な方々に喜んでいただける商品をみんなで作り上げていくことで、やりがいも感じられる実習です。
今後とも多くのことを学びながら頑張ってほしいと思います。
◎海洋科2年生4名は、5月12日(木)に「アクアマリンふくしま」で第2回目の職場体験実習をしてきました。今回は、蛇の目ビーチの清掃とタッチプールの清掃および餌付けを行いました。天候にも恵まれ、生徒は気持ちよい汗を流していました。


蛇の目ビーチの清掃 タッチプールの清掃 餌付け
日時:令和4年5月16日(月)5・6校時
場所:本校舎・水産校舎(オンライン)
昨年度からの継続している、サバ缶レシピ開発プロジェクトについて、ご報告いたします。
昨年度、商業科の生徒が「サバ缶にレシピが付いたら喜んでもらえるかも?」という発想のもと、商業科の生徒が作成したレシピを、食品システム科で実際に作ってみました。
今回は、その報告をICT活用も兼ねてオンラインで行いました。
本校舎の様子

水産校舎の様子

食品システム科の生徒より、商業科のレシピを実際に調理している様子が報告されました。
商業科の生徒より、実際に調理していただいたことへの感謝が伝えられました。

実際に調理した写真やレシピを見ながら、食品システム科の生徒から報告がありました。
商業科の生徒より、アレンジされた個所への感想等が伝えられました。

残りの時間を活用して、ブレーンストーミングを行いました。
今後はどんな料理が必要か?
ターゲットを絞ったメニューが必要かな?
他にも缶詰の種類はいっぱいあるよ!
小豆とか、アップルジャムとか。
スイーツもできるね!
などとと、話しが深化していきました。
次回は、実際に調理の場に伺いたいことや、写真や動画撮影も含めてレシピの作成方法についても検討しようということになりました。

今後とも、よろしくお願いいたします。

レシピ開発は、12月に予定されている文化祭での発表を目指して活動しています。
日時:令和4年5月14日(土)
場所:広野町 オーガニックコットン農場
広野町にある「ぷらっとあっと」を訪問しました。

館長と名刺交換!生徒も慣れてきました。

億プロで探している「福島県のセレクトギフト」になる商品について質問しました。
この福島県産のコットンを使った商品があることを教えていただきました。

コットンから、種とコットンを分離するマシーン?を使わせていただきました。
手作業でやるよりも、とても楽でした。

ここで、一緒に種を植えます。

日本一綺麗な浅見川の脇に農場はあります。

コットンは、このように育つんだよ!と教えてもらいました。

種の植え方を教えてもらいました。
一か所に3粒植えます。

植える向きに注意!根っこは下の方にして植えましょう。

商業科2・3年生が採取した種を代表して植えました。

遠くには、広野火力発電所の名物3本煙突が見えます。

ここも津波が来たのですか?
そうだね。コットンは塩害にも強いから、浜通りで取り組んでいる団体は多いよ。

植えた場所に、小名浜海星の高校の名を残します。

O(おなはま)K(かいせい)高校になりました。

【SDGs】 15.陸の豊かさも守ろう