福島県立小名浜海星高等学校では、東日本大震災の記憶を風化させることが無いように、社会全体の幸せ(Well-being)に貢献することを目指すプロジェクトとして、癒しを提供するコーヒー開発を行いました。
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〇 開発したコーヒー 「Desired Coffee」(デザイアード コーヒー)
「desired」とは「欲する」「望む」という意味の形容詞。震災や日常生活等でつらい時に求めるものは「癒し」という仮説をたて、その癒しを提供するのが、このデザイアートコーヒーになればとプロジェクトを始めました。みんなが温かい気持ちになって、笑顔になりますようにと願ったコーヒーです。
〇使用した豆
過去に地震被害が大きかった国(インドネシア、ボリビア、グアテマラ他)の豆を使用することで、震災の記憶を未来に伝えていきます。
〇避難所で温かいコーヒー。
小名浜海星高校(本校舎)は避難所に指定されています。避難された方々が、すこしでも癒されてもらえたらと願います。
11月27日(木)に、校長先生に完成したコーヒーを試飲していただきました。
豆をミルで挽いて、ポラリスモードで確認しながら淹れました。
「校長先生!どうぞ!」

「おいしい!」とお言葉をいただきました。

12月1日(月)1校時目に、校内で販売会を開催しました。
※インフル対策のため、窓を開けながら実習しております。
「ならは町のほし芋」のラベル貼りを行いました。
心の中で、〈これは自分がデザインしたラベルだ!〉

それぞれのコーヒーBOXには、メッセージカードを入れてあります。

コーヒーの、試飲も行いました。購入時にアンケートをお願いしています。

今回の販売は、QR決済と現金で行いました。POSレジを使って、接客しました。

授業時間での実習のため、先生方にお客さん役をお願いしています。

統合してから、普通科として初めて商品化された「デザイアード コーヒー」。卒業後も地元企業の協力で販売は継続されます ※小名浜高校の設立した年から数えると、今年で119年目ですかね。
後輩たちは、地元スーパーと協力して商品開発に取り組んでいます。探究的学びを地元企業と協力して進めていますので、これからも応援お願いいたします!
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一般の方は、以下の店頭で購入することが出来ます。
・道の駅いわき・ら・ら・ミュウ(いわきの物産 銘品プラザ)

・道の駅ならは(浜通りの高校生ブース)

・富岡町観光協会でも取り扱いが始まりました。