学校生活

食品システム科 総合実習の様子

5月12日は、食品システム科の2年生がサバ水煮缶詰の製造実習を行いました。

1回目、2回目と少しずつ量を増やし、今回は224㎏のサバを使用しました。

 まず、サバの調理では、手作業で頭と内臓、ひれを除き、機械を使用して缶の高さになるように切ります。

 

切ったサバの身を塩水に漬けた後、缶に詰めます。正確に重さを量り、開缶したときにきれいに見えるようにします。

次に蒸煮し、出てきた水分を除き、熱々の食塩水を注ぎ入れます。

真空巻締機で缶に蓋をして、缶表面の汚れを洗い流します。

缶詰をきちんと並べ、高温高圧殺菌をします。

最後に、ラベルを貼り、缶マーク、賞味期限等を缶の底にスタンプして完成です。

生徒の反省より

「サバを切るのも慣れてきたので、スピードが早くなってきました。背びれなども忘れずに切ることができました。」

「巻締機を初めて使ってみて少し怖いと思ったけど、ちょっと楽しかったです。清掃はいつもより頑張れましたが、もう少し周囲を気にして自分から仕事を見つけられたらと思いました。」

2年生で行われるこの製造実習は、食品システム科のメインとなる実習です。食品製造に関わる基本的な知識や技術だけではなく、社会に出て働くために必要な様々な力を身に付けることができる場です。また、身近な方々に喜んでいただける商品をみんなで作り上げていくことで、やりがいも感じられる実習です。

今後とも多くのことを学びながら頑張ってほしいと思います。