前半は講義形式で、2022~2030年の福島県のビジョン「新しい福島の創造」やSDGsを学びました。人口減少や観光振興など福島の課題を、スライドで分かりやすく解説していただきました。

東日本大震災の発生当時、今の高校1年生は0~1歳ということもあり、その記憶は実体験として希薄となっています。スライドで震災当時の須賀川市やいわき市の被害を目の当たりにし、その甚大な被害を改めて痛感しました。


急速に進む日本の人口減少は福島県でも大きな課題となっており、このままでは2019年の人口約184万人が2040年には約143万人にまで減少することが危惧されています。福島県では「ひと分野」・「暮らし分野」・「しごと分野」の3つのカテゴリーから未来を創造していこうという取り組みを行っていることを学びました。




後半は生徒たちが「どんないわき市にしたいか」を考えました。「小名浜まで開通する高速道路を活用して地域の魅力を発信したい」、「1人当たりのゴミの排出量が全国ワースト2位ということを知り、リサイクルやアップサイクルに取り組みたい」などの意見が出ました。






今回の出前講座を踏まえて、今後も総合的な探究の時間を通して福島県やいわき市の課題や魅力について学び、地域に関する探究活動を進めていきたいと思います。