2021年12月の記事一覧
食品システム科&水産クラブ<食品調理チーム>‘クロカジキの魚醤を製造しました’
<R3-104>
9月末に仕込みを行い、日々かき混ぜて熟成を続けてきた魚醤が12月初めに完成しました。仕込みから完成までの製造工程をまとめてみました。
仕込み(9月25日~26日)
①クロカジキ2800グラムを2㎝角程の大きさに切ります。
②沸騰した水に入れて30分間煮た後に塩を投入し溶かします。
③60℃に冷却し酵素を添加して、発酵タンクで魚肉が溶けるまで一晩加温します。
④40℃に冷却し、醤油麹、酵母、乳酸菌を添加・撹拌します。
⑤保存瓶に入れ、恒温器(30℃)で熟成します。美味しくできあがるよう、愛情を込めて毎日撹拌します。日ごとに発酵が進み熟成し、香ばしい味噌のような香りがするようになってきました。
仕上げ~火入れ・ろ過~(12月2日~7日)
①シノワで漉して残っている魚肉や麹等を取り除きます。
②湯煎で加熱殺菌と塩分調整を行います。
③ろ紙を使用して、ろ過を行います。
うま味が濃く、美味しい魚醤が出来上がりました。
試食(12月9日)
できたての魚醤を「卵かけごはん」と「卵焼き」に使用して味わいました。
昨年度から3回目の魚醤作りとなりましたが、魚の種類や仕込み方等によって味に違いがあり、奥深さを感じています。次回は年明けに4回目の仕込みを始める予定です。
海洋科 イノベーションコースト構想(陸上養殖)
<R3-103>
ニジマスの養殖を開始ししました。
11月30日(火)に林養魚場からニジマスをいただき、RASシステムで養殖を開始しました。
残念ながら生徒はこの日はテスト中のため、魚を見たり、世話をすることができませんでした。
12月14日(月)修学旅行あけ初めて対面をしました。
RASシステムの説明
水槽の清掃
給餌
RASシステム(Recirculating Aquaculture System)循環式ろ過養殖システム
水を循環させきれいにして魚を養殖し、水温、酸素濃度、水の汚れ等を自動的に検知し処理をするスマート養殖が可能になりました。世話は給餌と軽い清掃のみ。
現在200gの魚体を5月頃までに400~500gまで養殖していくつもりです。
生徒もエサの食いつきに驚きでした。
1学年「総合的な探究の時間」心肺蘇生法講習会の様子
<R3-102>
令和3年12月6日(月)
1学年の総合的な探究の時間では、全学科の生徒を10班に分け、それぞれ地域課題探究学習を行っております。
今回は「防災」班において、いわき市消防本部 小名浜消防署 江名分遣所の方々を外部講師にお招きし、心肺蘇生法と応急手当の方法について学習しました。
まずは心肺蘇生法の講習の様子です。
安全確認、呼吸の確認、胸骨圧迫とAEDの使用といった、心肺蘇生法の一連の流れを体験することができました。
続いて、三角巾を用いた応急手当の方法です。
直接圧迫法や本結びのやり方、骨折時の固定方法などを教えていただきました。
本結びはなかなか難しかったようですが、試行錯誤しながら頑張っていました。
約2時間、とても充実した講習会となりました。
食品システム科 実習風景
<R3-101>
12月2日(木)の2年生の製造実習では、おでんの缶詰を作りました。
さつま揚げとつみれは、事前の実習で作ったものです。
卵は磐城農業高校さんより購入しました。
大根とこんにゃくも入れます。
具材を全て入れたら、調味液を注入します。
巻締機で缶詰の蓋をして、加圧加熱殺菌機で殺菌します。
ラベルを貼って完成です。
2年生の皆さんは楽しそうな様子で積極的に実習に取り組み、美味しいおでんの缶詰が出来上がりました。
情報通信科3年 課題研究の様子を紹介します⑦
<R3-100>
☆IoTチームの活動報告を紹介します
今回は、二酸化炭素濃度計のバージョンアップを行いました。
★ 昨年、先輩方が製作した室内の二酸化炭素濃度を計測する「CO2濃度計」に新たな機能を追加しました。今までは二酸化炭素濃度を数値で表示するというものでしたが、新たに換気を促す機能の追加と大きな液晶を使い視認性を高めました。
★ 二酸化炭素濃度が1000ppm未満であれば白色数字で濃度が表示されます。
★ 二酸化炭素濃度が1000ppm以上になると黄色数字で濃度が表示されます。
★ 二酸化炭素濃度が2000ppm以上になると赤色数字になり、内蔵されている赤色LEDが点滅して換気を促します。
今後は、計測した二酸化炭素濃度のデータをWi-Fi経由でインターネット上のクラウドに送信できるようにし、設置している部屋の二酸化炭素濃度の推移が可視化できるようにしていきたいと思います。